SSブログ

落ち込んだこと [日記]

実は、週末に少々落ち込むことがありました。kさんという新聞読者の家を半月ぶりに訪ねたところ、アパートが空き部屋になっていました。管理する不動産屋に聞いても知らないと言います。前回お会いした時は転居するような様子もなく、今月から新しい仕事ができるようになり、少し暮らしが楽になると元気に話してくれていました。
そのアパートの大家さんを調べて、訪問して事情を伺うと「kさん先日、亡くなりました。」という衝撃的なお話がかえってきました。kさんの友人が電話に出ないのを心配して部屋を訪ねたところ中で倒れて亡くなられていたそうです。
実は先月、kさんと話をしたときに「私もいつ何があるか分からないから、友達には遺言をしてあるのよ。」と話していたのです。
アパートが空き部屋になったのは、残念ですがその遺言通りに友人がkさんを送り出してくれたということだったのです。
kさんは78歳になる女性で15年以上前に夫に先立たれて、一人暮らしを続けていました。仕事は看護師を続けてきていて、今月から始める予定だった仕事も、もとの病院に手伝いに行くことでした。
資格を活かして働くことは素晴らしいことだと思います。コロナ禍で看護職には大きなプレッシャーがかかっていますね。そんな中で看護一筋に生きてきた方が誰にも看取られずに亡くなっていたことにやり切れなさを感じたのです。

でもkさんは楽天的な方でしたから、自分の運命もなにか見通していたのかもしれません。今日の抜けるような青空や、白い雪景色を見るとkさんは自分の生涯を自分らしく全うしたんだと思えて、凛とした気持ちになりました。
今日からまた頑張ろうと思います。
933EACBE-6CB6-42EC-8A6F-2BF08CF3200C.jpegC4B1C1EB-C503-4B15-9BE5-57E199F83CCA.jpeg

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。