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御殿場市長の辞職 [議会]

本日、御殿場市議会臨時会が開催されました。「市長の退職期日に関する同意について」の議案が議長により提案され、若林市長の本日付の辞職が賛成多数で可決されました。反対討論は辻川議員、勝又英博議員と私がおこないました。反対者は4人で、市長選挙に立候補を表明している勝間田議員と同じ会派の皆さんも同意賛成にまわりました。
質疑の中でも市長は任期途中で国政に鞍替えすることに対する政治責任については明確に答えませんでした。国政へのチャンスを生かして御殿場市民のために活動することが市長経験者の果たす責務のような答弁です。市長として公職を投げ出す事には反省の弁はありませんでした。

以下は私がおこなった反対討論です。

 私は市長の申し出による8月31日の退職について、同意できません。以下、議案に対する反対討論を行います。

 まず最初に、新型コロナ感染症の緊急事態宣言が発出され、市内でも感染者が急増し、感染症対策や疲弊した地域経済をどう立て直すのか、課題がまさに山積しているこの時期に辞職を申し出て、市民や職員を混乱させ、任期の途中で市政を投げ出し、国政に鞍替えしようとすること自体が大変身勝手なものだと申し上げたいのです。

 9月7日から定例会が始まります。決算審査を行う大事な時期、その予算を編成し、定例会を招集した市長は不在です。議会においても市長不在の混乱が生じます。二元代表制の下で市長にはこの責任も問われなくてはなりません。

 今回の市長の辞職により、市長選挙が再び行われます。ここに2,220万円もの税金が投入される予定です。コロナ禍のもと最優先にすべきは住民の命と暮らしを守ることです。税金の使い道もその点に重点が置かれるべきであり、新たな選挙費用の支出は市民の願いとは乖離したものです。

 7か月前に市長選が行われ、市長御自身も公約を掲げて戦い、市民の負託を受けて4期目のスタートを切ったはずです。市民の皆さんからは市長の職責はそんなに軽いものかと批判の声があがっています。
 今回の法定期日前の退職希望には、わずかに残された期日も市長の職務を全うしようとしない、市民不在の市長の姿勢が現れています。

以上、同意できない理由を申し上げ、反対討論といたします。
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市長辞職の臨時会 [議会]

高原都市と言われる御殿場市でも、さすがに日中は耐えられない暑さです。でも、周りはすっかり秋めいてきて夏が去ってゆくのを感じます。
御殿場市では若林市長が10月24日投票の参議院議員静岡県選挙区の補欠選挙に出馬することを表明しました。市長は20日に辞職願いを議長に提出。期日を法定期限前の明日、8月31日を希望していることから明日、臨時会が開催されることになりました。
議長が退職期日の同意を求める議案を提出し、質疑、討論を行い採決を行う流れになります。
若林市長は今年1月31日に投開票が行われた市長選挙で、市民の負託を受けて4期目をスタートしたばかりです。市民からは市長の職はそんなに軽いものかと批判が出るのは当然です。
来月7日から始まる9月の定例会は市長不在で行われるという異常事態です。更に10月3日に実施されることになった市長選挙には現職の副市長と市議会議員が出馬を表明しています。
御殿場市でもコロナの感染拡大は収まる気配はありません。コロナで疲弊した地域経済の立て直しも急務です。市民の命と暮らしを守るための課題が山積した時期に政治的な空白を生み出し、市民生活に不安を与えた市長の責任は大きなものがあります。
住民こそ主人公の政治が今ほど求められている時はありません。
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