コロナ対策 休業要請と補償を

御殿場市では新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るために、バー、キャバレー、ナイトクラブなどに対して休業を要請するとともに休業期間中の売り上げを補償する事業を始めます。詳細はホームページに記載されています。国が休業要請と補償を一体にした対策を打ち出さない中で、地方自治体として補償とセットの対策に踏み出した事は大いに評価できます。こうした取り組みは、昨日の全国知事会の提言とも相まって、国に休業補償を求める動きを加速させる力にもなると思います。
予算額は最大1億円。財政調整基金を取り崩します。対象店舗は約200店と見積もっています。当面は今月16日からの半月間ですが、状況によって第2弾の対策も検討しているようです。同時に市ではコロナ対策会議を新たに設置して、コロナ対策を財政面から検討する組織を立ち上げました。延期されたオリンピック関連事業など、見直しができる事業を調べて財源の確保をしながら対策を進めます。
更に、市内のアウトレットと大型集客施設にも市から休業の要請を行ったことで、今週末からアウトレットは休業、大型集客施設も食事のスペースを休業するなどの対応が始まります。
しかし、自治体ができる補償は限度があります。軍事費などは真先に削減して国民の命を守るために、政府が前例のない対応に踏み出すべきです。